FX投資の設計

ここに至るまでに、審査以下のプロセスのコストを除いても、広告宣伝費、ローンセンター運営費、コールセンター運営費、資料作成費、郵送料、これら一切にかかる人件費など、膨大なマーケティング費用(これを顧客獲得コストと呼ぶ)がかかっています。
しかも、この一連のプロセスの初期段階ほど、投下費用に対する顧客の歩留まりは悪く、費用対効果が不明確です。 これを、Iを通じて申し込んできた顧客について見ると、金融機関にとってはいきなりローンの申込みが舞い込むわけで、そこに至るまでの顧客獲得コストは基本的にゼロです。

こうして、限界コストがほぼゼロで、新規顧客を獲得する機会がもたらされることになります。 商品性に自信のあるローンについては、Iの比較機能を通じてアピールすることができます。
Iに自社(自行)ローンを広告することは、金融機関の立場から見ると、それを見て申し込んでくる(潜在)顧客を「待ち受ける」プル型営業の有力な手段です。 バブル期に銀行が行って、結果手痛いしっぺ返しを食らったプッシュ型営業(銀行員にノルマを課して無担保個人ローンを積極的に「売って歩いた」)の対極に位置するマーケティング手段の一環として位置付けられます。
例えば、消費者(借り手)の側からすれば、お金を借りる際に金利は低ければ低いほどよい。 しかし、では金利が他の金融機関と比べいったいどれくらい違うのか。
どれくらい違えば消費者は「違う」と認識するのか、「違う」と認識したとして実際に取引を始めよう、替えようと思うには他に何が必要なのか、それぞれ消費者の思う条件はまちまちでしょう。 これに対し、金融機関にとっては懸念点が当然あろうかと思います。

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